お世話役のブログ

子供のお世話をする人があれこれ書きます

妊婦体験で夫が「楽勝」と言った理由が今わかった

妊婦体験で、よく重りをつけるじゃないですか。それで「楽勝じゃん」と余裕そうな顔をする旦那に嫁が怒るみたいな流れもよくあるじゃないですか。

以下の記事とかみたいな話。

妊婦体験で父親たちが発した『信じられない言葉』 想像力の欠如に「ありえない」の声 https://grapee.jp/665854

 

何が嫁に「そういうことじゃない」って思わせたのかが今わかりました。そこに命がないからです。

記事で言及されていますが、『何より「お腹の中にいる命を守らなくては」というプレッシャーが長い間続くことによって、心身共に大変な思いをしているのです。』まさにそれです。

起き上がるのも大変、屈むのも大変、足元も見えなくて大変。そういうことを体験しても男性には力があるし、身長もあるので「楽勝」と感じるのは当然だと思います。

胎動があるだろうか、お腹を押してしまったらどうしようか、こけてしまった時はお腹を守らなきゃ、といった命を持っていないからこその、「楽勝」さ。重りをつけるだけなら女性だって「楽勝」です。

想像力の欠如と叩かれてしまう男性側は不憫です。そんな5分や10分で体験できるほどの情報が重りにはないです。

 

どうやって妊婦体験を男性にしてもらうか考えるなら、もっと柔らかくして、時々鼓動(1時間くらい全く感じられなくなってひやっとしてもらいたい)があって、食事も制限して、1週間くらい装着してもらわないと無理です。それでも、本当の命じゃないから想像するのは難しいだろうな。

 

だがしかし、想像できない男性でも出来ることがあると思います。女性が「しんどい」と吐露すれば、そんなことと一蹴せずに「どうしてほしいか」と寄り添ってほしいです。褒めてほしいのか、慰めてほしいのか、気分転換したいのか、泣きたい気分なのか、美味しいものを食べたいのか、なにか不安があるのか、ただ話を聞いてほしいのか。

そして、女性は男性に察してもらうことを期待しないほうがいいと思います。男性には死んでも成し遂げられないことを行なっています。想像や体験も限度があります。想像力の欠如ではなく、想像できない次元の話です。こういうことがしんどいから、こうしてほしいと言わなければなりません。ただし、言葉で言っても寄り添ってくれないなら、それは、非情だと思います。

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1度使った画像をまた使わせていただきます。はい。

 

おまけ話

妊婦体験した夫は「楽勝」とも言いましたが、「重りをつけてるだけだから意味ない」とも言ってました。私も妊娠6ヶ月頃?で胎動もほぼ感じられておらず、お腹もほんの少し膨らんだ程度だったので、つまらない回答と思ってしまったのでした。9ヶ月のころだったら「そんなことない!」って怒ってたのかな〜〜。